代表挨拶

Tegami代表

坂田鋼治

坂田鋼治
私は、循環器内科を専門にしております、医師で代表の坂田鋼治と申します。
私には尊敬していた医師の先輩が自殺で亡くなられたという過去があります。それから患者様を救うには医療従事者が元気で、精神的に充実している必要があると感じております。
医療従事者のやりがいとは何かを働きながらずっと探究しておりました。たくさんの国内での看護研究で、経済的な安定と同じくらい、患者さんが元気になること、患者さんとご家族からの感謝が、やりがいであるという結果を示しております。
私自身、日々多くの患者様と接する中で、患者様からいただく「ありがとう、元気になったよ」という言葉やお手紙に何度も励まされてきました。
  • 何ヶ月も退院できずに、どうにか手術を受けれるまで体力を回復させた後、手術を経て退院され、ふとデパートでお会いして「こんなに元気になったのよ」とお伝えいただいた時
  • 急性心筋梗塞で心臓マッサージをされながらECMOを導入し、無事に退院されて、今なお、元気であることを報告してくださる患者様
  • 長きにわたる病気との戦いを経て、残念ながら助けることができなかった患者様、、、。スタッフと落胆している時に、ご家族から「先生に見ていただいて幸せでした」と伝えていただいた時
これらの、いただいた感謝は医療従事者を元気にする力があることを、身を持って感じてきました。
感じていただいた感謝が医療従事者に届きやすいシステムがあれば、より医療従事者がやりがいを持って元気に働けるのではないか。
そしてそれは社会全体の、より あたたかい医療につながるのではないか。
そう思って作成したシステムが「Tegami」です。

医療は科学である医学(サイエンス)と患者さんに対する人間としての姿勢(アート)の両方が大切であると教わってきました。
現代のサイエンスをベースとした医学の進歩は目覚ましいものがあります。抗体医薬をはじめとした免疫療法や、がん遺伝子パネル検査、内視鏡検査におけるAIでの画像診断、da Vintiをはじめとしたロボット手術や遠隔手術、、、。
そんなサイエンスの躍進があったとしてもなお、患者さんと共に病気に立ち向かい、気持ちに寄り添うアートの医療は間違いなく重要であると信じています。
なにとぞ、ご協力を頂けますと幸いです。
運営メンバー