患者様へ

突然健康を奪われ、つらい治療に耐えながら、
それでも明日を信じて、「元気になりたい」
患者さんはみなそう思っている。
目の前のあなたを、持ちうる技術とやさしさをもって
「元気になってもらいたい」
医療者はみなそう思っている。

医療にも命にも限界がある。
すべての人が助かるわけではない。
あの人も、この人も・・・
目の前のすべての人を助けたい。
そんな気持ちとは裏腹に、
助けられなかったという現実は
助けることができたという記憶よりも
残酷なほど心に残ってしまう。

さらに人材不足、複雑化する日常業務、
そして資源も不足している現実。
気持ちの整理がつく前に、
次の、また次の患者さんと向き合う。
すこしずつすこしずつ、
気持ちの余裕が減っていく・・・。
そんな現実と向き合う医療者に、もう一つの
「すばらしい現実」を実感してもらいたい。

それは、 退院され今日も元気に自分の人生を
過ごされている患者さんがいる という事。

それこそが、患者さんと医療者が共に病気と戦い、
支えあうことができた証。
大変だった闘病生活を、時にぶつかり、
時に涙しながら、乗り越えることができた
奇跡のストーリーである。

その素晴らしい奇跡のストーリーを、
医療従事者に想い返してもらう。

“患者さんが元気であるという事実”
それこそが医療者の励みになります。
その事実は間違いなく、次の患者さんへの優しさを、
あたたかい医療を生みます。
皆様の言葉で、医療を元気にする。
それを叶えていきたいTegamiです。

「元気になって、旅行に行ったよ。」
「あの時、大変だったけど元気にしているよ。」
「入院の時お世話になった〇〇さん、ありがとう。」

メッセージをお待ちしております。